2024年4月に読んだ19冊の本 ランク付け!

 

今月も月末ということで4月に読んだ19冊をランク付してみます

 

まず読んだ本一覧ですー

こんな感じに最新の本屋大賞作品から名著まで

 

)これからつけるランクは完全に個人的な好みであることをご了承ください

また、厳密な順位付ではなく、ゆるいティアランクです

あと、内容のバレありです

 

  

〜A’まで

  

 

正直今月は粒揃いなので、Aランクは自分の中では高評価です。

「オッペンハイマー」なんかは映画と合わせればもっと上になりますね。

テンプル・グランディン先生の「自閉症の脳を読み解く」は非常に参考になりましたが、2014年出版と少し情報が古いのでA’にしておきました(自分が読むタイミングが悪いのですが…)

 

小説勢も軒並み面白かったですが、Sランクが増えすぎても困るので、みんなAにしておきました。

  

  

S、SS

 

 

今月の特によかった本は「人間失格」です。すみません、今更読みました。

一人称視点の不安で自意識過剰な内面描写が本当に的確すぎました。まさしく自分の内面を描かれているようで、後年の作家はこのような作品を見せつけられたら、内面を描くのが大変だろうなぁと思いました。

 

「黄色い家」は恵まれない社会環境で翻弄されながらも、生きていく人間の強かさが感じられる良作。のぼり調子の時は都合の良い期待を抱くし、苦しくなったら自分を正当化するし、裏切られても這い上がる

本屋大賞の成瀬も爽やかで楽しい青春エンタメだったんですが、個人的にはダークな青春の「黄色い家」が好みでした

 

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は、まずキャラクターが素晴らしかったです。地球滅亡、特攻ミッションというシリアスシチュエーションをキャラのユーモアであそこまで読みやすくしてくれる。(しかもその振る舞いの根拠も、ちゃんと用意してくれていて恐れ入りました。)そして何より、ファーストコンタクトものとしても洗練されてました。他星人同士でコミュニケーションの壁を乗り越えていく様には、人間同士ですら壁を感じてる自分は勇気付けられました。アストロファージという存在も、展開作りの最良のSFギミックとして機能していて、終始楽しめました。

 

 

先ほども申した通り、全体的に粒揃いで読書を楽しめた1ヶ月でした

個別の感想も載せてるので、ご覧ください

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