目は心を語るか/反骨の火

エッセイ

発達障害の影響で中学生あたりから周りに合わせるのが難しくなって、大学生になる頃には完全にうつや社交不安を併発していた

さらにそのストレスで食にぶつけていたので、いわゆる過食の摂食障害状態にあったと思う(当時はそれらの疾患については全くの無知だったが)

心も胃腸もボロボロだった


全身、枯れていないところなどないのだが、目だけは別だった。老人の目は海と同じ色をしていた。生き生きとしていて、まだ挫けてはいなかった。

老人と海』アーネスト・ヘミングウェイ


本当にひどい状態で、毎日つらくて泣いていけど、心のどこかで火が燃え尽きてなかった
なんとかしてやる、このままでは終わらない
そんな気持ちがあったから今があるような気もする


あれから10年。当時に比べれば格段にマシになった
発達障害という言葉も知った。それを受け入れることもできている
当時のような燃える反骨心はほとんど出てくることは無くなった


でも、心のどこかにある
異常なまでの反骨心、心の炎


しかし火の扱いには注意が必要だ
時にそれは自分の身をも焦がしてしまう


果たしてそういった心の在り様は目に映し出されるのだろうか



P.S.
最近はシュノーケリングにハマっています
海にはやはり言い知れぬ惹力があります

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