永井(支援員):それでは、不安なこととかはありますか?
佐木:そうですね。知らない人がいる環境が不安です。事前に「どういう人が来るか」という前提が共有されていないと、ちょっと固まってしまいます。
例えば実習に行った時に、自分の担当の人はおそらく自分のことを理解してくれているとわかります。理解の程度は置いておくとしても。ただ、同じフロアにいる人が、必ずしも自分がどういう状況でそこにいるかをわかっていない可能性があるじゃないですか。
そういう時に、作業の場面でその人たちと接触する機会があった時に、ちゃんと説明がいっているかどうかで、だいぶ印象が変わってしまうと思います。もし説明がなく、「わけのわからない人が邪魔なことをしている」と取られかねないのが不安です。
永井:つまり、自分がどういう立場でそこにいるかが周囲に伝わっていない状態が不安ということですね。
佐木:そうですね。自分がいるということだけでも知ってもらえれば、だいぶ違うかなとは思います。伝わっていないことを前提に立ち振る舞うということもあるかもしれませんが、最低限わかってもらわないと厳しいです。
最初に行った実習のところは、常にサポーターの方が横にいてくれたので、困ることはなかったんです。何をするにしても聞けばよかったので。ただ、2回目の時は割と放り出された感じになって、「よくわからない人」になってしまうんじゃないかという心配がありました。
最低限、「自分みたいな人が来ている」ということだけでも知ってもらえればいいのかなと思います。
永井:そうなると、実習の前に面談があって、障害者雇用枠で、フロアに支援サポートする人がいるという環境であれば安心ですね。万が一の場合にも、周囲に事前に説明がされている前提での対処ができるということですね。
佐木:はい、そうです。それができているところの方がいいので、選ぶ段階でもそういう観点で選んでいます。

