ワーキングメモリ(作業記憶)とは

メモ

ワーキングメモリ(作業記憶)とは、情報を一時的に保持しながら、同時にその情報を操作・処理する能力のことです。これは短期記憶の一部とされ、問題解決、読解、計算、判断などの認知活動に不可欠です。
ワーキングメモリは「頭の中のメモ帳」「思考の作業台」に例えられ、個人差はありますが容量には限りがあります。

【日常的な例】

例:会話

誰かと会話しているとき、人は話している内容を覚えること、理解すること、自分の返答を考えることを同時並行で行う必要があります。
このとき、一時的に話を記憶しながら返答を考えられるのはワーキングメモリを使用しているからです。

例:暗算

「37 + 46」を暗算で行うとき、まず30+40=70、次に7+6=13、それを足して83といった順番で暗算してたとします。
そのとき、途中の計算結果(70や13)を一時的に覚えておきながら、次のステップを進めていく際に使用しているのがワーキングメモリです。

このほかにも、料理や買い物などさまざまな場面で私たちはワーキングメモリを無意識に使って生活しているのです。

Takaichi

多摩地区で年50回以上読書会を主催中
ASD・ADHD当事者
慶應義塾大学経済学部卒
     
「神経発達のスペクトラムについて」「文学、アニメ、映画、アートに描かれてること」「特性を踏まえた社会との距離感」が関心領域です

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